台風と衆議院選挙が重なる最悪の条件の中、第6回紅茶フェスティバルは開催されました。その悪条件にもかかわらず、全国から2000名の紅茶好きの皆さんにお集まりいただきました。
遠くは確認できている範囲でインドネシアから。バザールの参加もスリランカ大使館、インドネシア大使館、そしてブラジルの梅おばあちゃんと国際色豊かに開催できました。
そんな紅茶フェスティバルを、お茶を専門として世界で活躍するジャーナリストの中津川由美さんによるレポートでお届けします。

紅茶で街おこしに取り組む愛知・尾張旭市で、2017年10月22日、「第6回紅茶フェスティバル in 尾張旭」が開催された。例年であれば、会場の「スカイワードあさひ」が全館紅茶尽くしとなるイベントだが、今回は突然の衆議院選挙の投票日と重なり、1階が投票所として使われることになった。さらに、東海地方を直撃した台風の影響もあり、遠方からは来訪しにくくなってしまったが、それでも約2000人の来場者があり、盛況だった。また今回は、スリランカ大使館、インドネシア大使館の出展、協力があり、ブラジルから3年連続で「おばあ茶ん」の生産者、島田梅子さんが参加するなど、紅茶生産国との連携を強めた一面もあった。

オープニングセレモニー

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まずは主催者である尾張旭市観光協会の花村利光会長が開会のあいさつ。

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スペシャルゲストとして来場した在日スリランカ大使館商務担当のサマンタ・ウィジェセーカラ公使。

日本の紅茶バザール

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紅茶フェスティバルに先だって10月1日に行なわれた国産紅茶グランプリの入賞作品の販売コーナー。全種類を購入する紅茶好きの姿もあった。写真左で接客しているのは、チャレンジ部門でグランプリに輝いた沖縄・金川(かにがわ)製茶の比嘉猛さん。

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地元・愛知県の紅茶生産者11人の紹介パネル。

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愛知・豊橋市のごとう製茶のコーナー。今年の国産紅茶グランプリでは2部門とも準グランプリを受賞。

世界の紅茶バザール

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インドネシア大使館/ジャワティー・ジャパンのコーナー。

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スリランカ大使館のコーナー。インタビューに応じるウィジェセーカラ公使。

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3年連続でブラジルから来日された「おばあ茶ん」の生産者、島田梅子さん(90歳)は、すっかり当フェスティバルの人気者。梅おばあちゃんに会いにブラジル・レジストロを訪ねる人も続出している。

紅茶セミナー
日本紅茶協会主催の「おいしい紅茶の淹れ方」セミナー。今回はインドネシア紅茶を使い、ティーポットを使った基本の淹れ方、ティーバッグの使い方のコツ、レモンティー用およびミルクティー用の紅茶の淹れ方の違いなどを解説した。

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講師は日本紅茶協会認定シニアティーインストラクターの岡本陽子さん。

世界の紅茶喫茶室
「バザール会場での試飲も楽しいけれど、ゆっくりと座って紅茶を味わいたい」という要望に応え、10種の紅茶を1杯500円で提供する喫茶室を設置。

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世界の珍しい紅茶体験
「こんな国でも紅茶をつくっているの?」と驚くような、日本ではまだまだ珍しい紅茶を一気に10種も味わえる体験コーナー。

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約200人が試飲を体験。最後に、一番好みだった紅茶に1人1票を投じていただいた。その結果は以下の通り。
1 中華人民共和国 38票
2 ミャンマー 35票
3 ラオス 27票
4 タイ 23票
5 マラウイ 19票
6 ブラジル 17票
7 ルワンダ 14票
8 オーストラリア 9票
9 アゼルバイジャン 7票
10 インドネシア 7票
(有効得票数196票)

ステージイベント

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あいにくの大雨だったが、野外ステージでもさまざまなイベントが行なわれた。

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紅茶宣隊ティーバトラー(ヒーローショー)の熱演。

製茶体験会
スカイワードあさひに隣接する名古屋経営短期大学調理実習室で行なわれた製茶体験会。日本茶業学会の武田善行会長の指導の下、手作り紅茶に挑戦した。

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武田先生が用意してくれたべにふうきの萎凋葉を揉み、発酵、乾燥させ、紅茶が完成。それぞれの紅茶を全員で試飲し、残りは各自で持ち帰った。

紅茶シンポジウム
「世界の紅茶事情から美味しい紅茶を考える」をテーマとするシンポジウムを開催。

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紅茶飲料「午後の紅茶」の変遷を中心に解説したキリンビバレッジ株式会社の田代義法氏。

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スリランカのブランド「ディルマ」を紹介したワルツ株式会社の井村誠氏。

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セイロン紅茶の魅力を語った株式会社シーテージャパンのチャンディカ・ペレラ氏。

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ペレラ氏の講演内容に関するクイズを出題し、見事に正解した人にはウィジェセーカラ公使からセイロン紅茶記念メダルが贈呈された。

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日本紅茶協会の稲田信一氏は、ITC(インターナショナル・ティー・コミティー)の統計を基に「世界の紅茶事情」を解説した。

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